街角探偵の推理ファイル ネタばれ解説

街角探偵の推理ファイル ネタばれ解説

※街角探偵の推理ファイルをクリアしてから読んでください。


★時間の流れ 辿ったストーリーをおさらい。

3月14日 ・・・・・ IT関連会社「N−Winds」の食事会。毒殺事件が発生。(FILE1)

某日曜日 ・・・・・ 佐倉が、玄関先で小包が燃える事件の犯人と疑われる。(FILE2)

某日曜日 ・・・・・ 樫屋グループ本家で刺殺事件が発生。(FILE3)

4月08日 ・・・・・ 街角探偵に怪盗・薔薇薔薇からの予告状が届く。(FILE4冒頭)

4月09日 ・・・・・ 怪盗・薔薇薔薇がドデカタワーに出現。毒殺事件が発生。(FILE4)



★舞台設定 出てくる場所についておさらい。

探偵事務所・・・・・  コタツとお茶菓子完備。
ビルの上の方の階にあり、下の階はアパートとして貸し出している。
北風社長宅・・・・・  IT関連企業社長・北風参太の自宅。
ホールや部屋がめちゃんこ在る。でも、社長の部屋は地味。
関セキュリティ・・・・・  セキュリティ関連商品を販売する会社。
目利きの販売員が家を訪問する販売方法を取っている。
樫屋本家・・・・・  和菓子メーカー最大手「樫屋」の本家。
掃除ロボットや家政婦のおかげで、いつも清潔な環境が保たれている。
ドデカタワー・・・・・  55階建ての巨大タワー。
最上階では催し物に使われ、下の階は企業のオフィスなどが在る。



★登場人物 出てくる人々についておさらい。

街角正道
主人公。探偵で、ビジネスマンで、アパートの大家。
職業も去ることながら、見た目も、サングラスに黒コートと怪しさ満点。
しかし、正義感は強く、事件に遭遇したら必ず真実を解き明かす。IQは200近い。

八つ橋夏林
金髪(地毛らしい)の女子高校生。ちなみに、3年生。
街角の貸すアパートの1人暮らしをしており、探偵助手を自称している。
両親が和菓子を作っており、よく街角に差し入れをしている。

赤坂紅葉
エリートビジネスマンを目指す男子高校生。2年生。
街角の貸すアパートに1人暮らしで、たまに、探偵の仕事の手伝いもしている。
街角のビジネス術を盗もうと日夜、頑張っている勉強熱心な性格。

舞崎佐倉
関セキュリティに勤める女性。
街角の貸すアパートに1人暮らしで、休みの日は事務所のコタツで寝ている。
ぼーっとしているように見えて、営業成績はトップという凄い人。

乙姫
警視庁の警部補。エンディングでは警部に昇進。
楽天家で、部外者の街角にも割と協力的。

刑事
乙姫の部下。結局、名前は明かされなかった。
努力はしているが、報われない人。街角を敵視(ライバル視?)している。

北風参太
IT関連企業「N−Winds」の社長。健康に気を使っている。


北風社長の主治医。

大千葉
北風社長の家政婦。後に、樫屋家の家政婦として再登場。

宵長
北風社長の家政婦。下の名前は陽子。

凪原
関セキュリティに勤める女性。名前は紗那。火が怖い。

木村
関セキュリティに勤める女性。

森繁
関セキュリティに勤める男性。仕事後は、煙草で一服するのが日課。

八つ橋懇平
夏林の父。和菓子職人で、腕はピカイチ。

八つ橋亜麻夏
夏林の母。樫屋家の長女。

樫屋煎兵衛
菓子メーカー大手の樫屋の会長兼社長。

樫屋智真紀
煎兵衛の妻。会長婦人兼社長婦人。

樫屋有為郎
樫屋家の長男。

樫屋与模儀
樫屋家の次男。無口。

樫屋和羅美
樫屋家の次女。夏林と同い年で仲が良い。

酢迂蔵
掃除ロボットで、愛称「スゥ君」。音が静かで深夜にも使える。

怪盗・薔薇薔薇
予告状を送ってくる古風な怪盗。完璧主義者。

浦島
警視庁の警部。怪盗事件の指揮を任されている。

鶴橋
警視庁の警部。茶色づくめで、アゴがでかい。

玉手
警視庁の警部補。見た目が、なんかワイルド。

亀田
警視庁の刑事。関西弁っぽい話し方をする。

竜宮
警視庁の刑事。現場には遅れてきたらしいが・・・。

NINJA部隊
特別な訓練を受けた警視庁の誇るエリート部隊。

高校生2人
FILE2で、深夜に火事を見に行った高校生。補導対象。



★謎の解説 作中に出てくる謎について解説。

FILE1「健康な殺人」

被害者:北風参太 加害者:桂(主治医) 毒殺

<計画>
食事会直前に、薬と偽って、カプセルに入った毒を飲ませる。
被害者の体内に入ったカプセルが溶け、死に至る。
が、死に至った時は食事会の途中。(当然、料理が怪しまれる)

<誤算>
警察がすぐに呼ばれ、偽装工作の時間が無かった事。
警察がすぐに呼ばれ、料理に毒が入っていなかったとバレた事。
被害者の部屋にあったコップに触った事。
「ケース」と口走った事。

<ポイント>
ケース (金庫に入っており、知っているはずがない事)
薬とチェック表 (薬の残量とチェック表の丸の数が合わなかった事)
”健康な”被害者 (本当は心臓の病気持ちで、薬と偽り、毒を飲ませれた事)


FILE2「No.1の放火魔」

被害者:名前不明 加害者:木村暦 放火

<計画>
舞崎佐倉が監視カメラを売った家のみをターゲットに選び、
発火装置入りの小包を玄関先に置き、放火する。
また、凪原紗那に罪を着せるため、現場にライターを落とす。

<誤算>
凪原が、火が怖い事。
凪原のライターの話をした事。
凪原のライターにオイルが入っていない事。
佐倉が帰って来た直後、行動を起こした事。

<ポイント>
煙草と”普通の”ライター (凪原が、火が怖い事)
”普通じゃない”ライター (ライターに見えない上、火がつかない事)
帰って来た佐倉さん (犯人に行動を起こさせるきっかけ)


FILE3「甘いメッセージ」

被害者:樫屋煎兵衛 加害者:樫屋有為郎 刺殺

<計画>
被害者の部屋で、被害者を刺殺した後、懇平の部屋へ内線をかける。
懇平を部屋に呼び、家政婦用内線で家政婦も呼ぶ。
被害者の部屋から出て、空き部屋に隠れ、騒動が起こるのを待つ。

<誤算>
「ういろー」というメッセージを残された事。
凶器の隠蔽の詰めが甘かった事。
手袋も一緒に捨てたため、指紋がついてしまった事。
事件当夜、掃除ロボットが故障していた事。

<ポイント>
不可解なダイイングメッセージ (名前を示された事)
動かないお掃除ロボット (空き部屋に隠れていたため、知らなかった事)
家の見取り図 (発言の矛盾を説明する証拠)
パケットモンスター (「ういろう」を「ういろー」と表現した事)


FILE4「10年前の邂逅」

被害者:鶴橋 加害者:浦島次郎 毒殺

<計画>
トイレにあらかじめ毒の薔薇や変装道具を置いておき、
被害者に「怪盗がトイレに逃げ込んだ」と嘘の連絡をする。
毒の薔薇を被害者が拾う(トゲに触れる)。
拾わなければ、そのままにして、今回はあきらめ、次の機会を待つ。

<誤算>
トイレのドアが開いている不自然な状況だった事。
「”周りの物”に触れるな」と口走った事。
携帯電話を元の場所に戻す前に、街角にバレた事。
街角との推理合戦の様子が、監視カメラに撮られていた事。

<ポイント>
携帯電話 (犯人が、殺害計画を行った証拠)
赤いマスク (犯人が口走った”周りの物”の一例)
薔薇 (殺害に使われたアイテム)





以上、街角探偵の推理ファイルの解説でした。




戻る